脳梗塞・脳出血とは

脳梗塞は、脳の血管が動脈硬化のために、少しずつ狭くなってしまうことで、血液の流れが低下してしまい、細胞に十分な栄養が行き渡らなくなってしまった状態のことをいいます。また、心臓内に血液の固まりができて、それが血流に乗って脳に流れ着き、脳の細い血管をふさいでしまう「脳卒中」も医学的には脳梗塞に分類されています。

 

一方脳出血とは、脳の血管が破れて出血を起こす病気です。この場合の主な原因は高血圧です。コレステロールが少ないと起こるといわれます。コレステロールが低い人は、血管がもろくなりやすく、脳出血をおこしやすくなるといわれています。

 

昔は、脳卒中で死亡する人のほとんどが脳出血でした。ところが経済成長が著しくなった1970年以降、脳梗塞が脳出血を上回るようになってきました。これはどういうことを意味するのでしょうか。

 

昔は栄養状態があまり良くなく、コレステロール、つまり脂肪分などの副菜を摂取する割合よりも、炭水化物である米を中心とする穀物の割合が多かったということです。そして、現在はそれが逆転してしまい、コレステロールの摂りすぎで動脈硬化が増えているのです。

 

ずっと日本人の死因のトップだった脳卒中の死亡率は年々減少傾向にあります。しかし、動脈硬化による脳卒中に罹る人は増えており、その後遺症に悩む人も同時に増えています。脳の血管を守るためにも、高血圧症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を予防し、特にコレステロールに気をつけて、毎日の食生活や生活習慣をもう一度、振り返ってみるといいかもしれません。