コレステロールの正常な値は?

コレステロールは、一昔前は総コレステロール(TC)が150〜199あたりが望ましいとされていました。そして総コレステロール値が220を超えると高コレステロール血症だと診断されました。

 

過去形であることからお分かりのとおり、この指標は現在ではほとんど使われておりません。コレステロールには善玉と悪玉とがあり、悪玉の増加こそ心臓病と密接な相関関係のあることが分かったからです。

 

かつては高脂血症と呼ばれていた病気も今では脂質異常症と改名されました。総コレステロール値が高い場合だけでなく、HDL(善玉)コレステロール値が「低い」場合にも心臓病発症リスクが高まることが判明したため、誤解を与えがちな高脂血症という名称が変更されたのです。※善玉コレステロールは健康に有用な成分で、少ない方が問題です。

 

したがって、私たちが着目すべき点はHDLコレステロール(善玉)とLDLコレステロール(悪玉)の値です。血液検査のときは、善玉がHDL-C、悪玉がLDL-Cという略称で記載されています。

 

 

正常値はHDL-C(善玉)が男性では42〜67、女性では59〜73です。対してLDL-C(悪玉)は男女とも140以下が望ましいとされています。

 

脂質異常症の診断基準として、コレステロールの他に重要な指標となるのが中性脂肪(トリグリセリド)です。中性脂肪の値は、150位以下が正常値だとされています。

 

※単位はすべて(mg/dl)

 

まとめると、LDLコレステロール値と中性脂肪値は低い方が、HDLコレステロール値は高い方が健康的だということができます。