漢方の特徴

 

漢方はもともと中国医学から発達したもので、複数の生薬を組み合わせて作られるのが特徴です。西洋医学における薬では「特定の疾患のための特定の成分」のみを配合するのが主ですから、漢方は西洋医学とは対極の考え方の上に成り立つといっても過言ではないでしょう。

 

「風邪には風邪薬」というように、ふつうの薬は使用用途が一義的に決まっております。しかし、漢方は幅広いです。たとえば漢方の代表格である「葛根湯」には、風邪のほかに頭痛や肩こり、じんましんにも効き目があるとされます。西洋薬が疾患治療を目指すのに対して、漢方は体質改善を目指すのですね。

 

コレステロールを下げる漢方はあるのか

 

しかしコレステロールを下げる漢方のなかには「医療用」として認可されたものもあります。例えばツムラ株式会社から販売されている大柴胡湯(だいさいことう)エキスは、コレステロール値を下げる漢方製剤としても知られています。その作用もラットによる動物実験んで証明済みです。しかし子供や妊婦さんへの投与は推奨されていません。

 

また、防風通聖散という漢方薬が食欲に関与するホルモンの生成を抑制し、悪玉コレステロール値を下げる働きを持つことが横浜市立大学先端医科学研究課によって明らかにされました。これも同じくマウスによる実験です。

 

他にも効果の期待できる漢方薬として、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)などが知られています。

 

漢方とサプリメントならどっちが良い?

 

このように、西洋医学的な観点からコレステロール値を下げるサプリメントが発展してきたのと同様に、東洋医学的な側面から漢方薬も注目を集めています。

 

サプリメントと漢方薬、どちらが良いかは一概に言えません。相性や体質の問題もあるでしょう。価格が比較的リーゾナブルである点と、配合成分が明確であるという点から、個人的にはサプリメントの方に軍配が上がるかなと思います。ただ、サプリメントが今ひとつだったよという方は、漢方薬の方を試してみても良いかもしれません。